こんにちは。人事責任者の辨野です。
10月1日に、Inagora新卒2期生の内定式を行いました。今年の内定者は4名。
一人は現在、海外にて論文に向けた現地調査をしているということで3名が参加しました。
CEO 翁
「内定おめでとうございます。
皆さんのような素晴らしい学生を迎え入れることに責任も感じています。だからこそ、我々の仕事の原点である特別な場所でお迎えしたいと思いました。
内定式という日本特有の文化とも言えるこの儀式を、グローバル展開をする私たちがあえて大切にしている理由は、皆さんが社会人として走り出す半年前の良いマインドセットになると考えているからです。残りの6か月間を有意義に使って、情報収集能力・語学力・PCスキルなど基礎となることを可能な限り高めておいてください。」
「Inagoraは、ベンチャー、IT企業、小売業、日本企業、中国企業など様々な側面があり、さらに社内には様々な人材が働いています。
皆さんが成長するステージは整っています。来年の4月皆さんと働けることを楽しみにしています」
VP 津田
その後、内定者一人ひとりからもこれからの半年、そして新社会人に向けての決意のプレゼンテーションがありました。
この4年間中途採用で展開してきた弊社にとって、優秀な新卒が続々と入社してくれることは、組織風土を形成していく上でも大きな意味があります。また、彼ら一人ひとりが大きく成長し自分の理想像に向かって邁進してくれることを心から願っています。
内定式を終えて
内定式は経団連の倫理憲章で定められた「内定出しの解禁日」である10月1日に日本中で行われています。
そもそもいつから、誰が、何のためにと調べてみると、1952年から内定式というものが存在しているようで、その歴史はもう70年近いとのこと。当時は、卒業を待たずに学生を働かせる会社がでてきており、学業がおろそかになることを危惧した当時の文部省が定めたようです。当時の内定式の実施目的と現在の目的はだいぶ違っていますね。
実際、内定者はどう感じているのか一人に聞いてみると「内定式は倉庫を見れてよかった。でももしなかったとしても何も感じないです」と言っていました。ふむ、、一見冷めているように見えるますが、冷静に考えればベンチャーである我々はそういう人材を求めていたのです。「内定式の華やかさ」「どんな格好で行くべきか」「同期に素敵な子がいるのか」などに浮ついておらず、周りがどうであれ我が道を行く芯のある人材が欲しかったから、そう言われて人事として逆に安心な部分もあります。
そう考えると、内定式は本来どうあると良いのだろうか。内定辞退防止・同期のコミュニティ形成・マインドセット・伝統…各社様々な目的がありますが、私個人的には学生自身が「来年4月にどんな状態でスタートを切りたいか?」を考えるきっかけであることが重要だと考えています。残りの6か月間をアドバンテージと捉え、今だからできることを見つけて欲しいなと思います。
来年は自社のビジネスを学ぶことに加え、その辺を深堀するようなことしようかな。