皆様こんにちは。
ショッピングに国境はない!というスローガンを掲げ、日本の製品を
海外のお客様へご利用いただける架け橋を担っている私たち。
先日、お取引先様を講師にお迎えして、スペシャル講演会を実施致しました!
今回で9回目となる特別講演ですが、お陰様でこの後も複数のお取引先様をお招きすることが決まっております。
増えていくお取引先様をお招きするたびに、会社の成長を実感します。
今回、ご登壇いただきましたのは、
旭酒造株式会社 社長 桜井一宏 様です。
四代目として、獺祭を作り出し全国区にまでされた
立役者の先代のご子息でいらっしゃり、
先代に並ぶ、素晴らしいアイディアと
類まれな行動力で精力的に動いていらっしゃいます。
獺祭を飲みながら、様々なストーリーや魅力を伝えていただいた方が実感できる!
ということで、通常の業務稼働時間ではありますが、まずはいただいた獺祭で乾杯!
やっぱり獺祭って、キンキンに冷やしていただくのがベストですね。
旭酒造さんと聞いて、獺祭をすぐに思い浮かべる方はなかなかのお酒好きですね。
余多の酒呑みを魅了し、虜にした日本酒「獺祭」の蔵元です。
日本酒離れが進んでいるってお話は耳にしたことありますし、酒の席でも特に若い方々は日本酒を飲むことが少ないかな!?って、僕自身もそう感じる節が多々あります。
が、旭酒造はその流れと逆行するように、ここ数年は140~150%のペースで売上も右肩上がり!
ところで、皆さんは獺祭という名前の由来をご存知ですか??
旭酒造さんがいらっしゃる周東町の地名が獺越(おそごえ)で、先代の現桜井会長が
獺(かわうそ)の字を使いたいと思い出された言葉が獺祭でした。
そもそもは日本文学界の革命児正岡子規の俳号だったそうで、
日本酒の革命児を目指された桜井会長があやかってつけた名前だそうです。
掲げられるポリシーは「お客様に美味しいお酒をお届けすること」
酒米の王様と言われる山田錦を使い、米の研磨の研究にも余念がありません。
獺祭に関して、一般的には冬の時期にしか酒造りをしないのですが、他の酒蔵との大きな違いは、
1年を通して醸造されている点。
これを旭酒造さんでは「四季醸造」と言っています。
利点はいつでも最高の状態の獺祭をお客様に飲んでいただけることですが、
当然、季節によって、米の乾燥度、洗いの回数や置き時間、天候や湿度によって麹菌の活動が
違うわけですから、美味しく、尚且つ、同じ味わいを確保するには、相当の企業努力がある
のではないかと容易に想像できます。
酒造りには人作りが欠かせないと桜井社長は仰います。お酒造りは手塩に掛け、大事に大切に
手間暇を惜しまず気持ちを込めることによって美味しくなるそうです。
日米首脳会談の懇親会の会場で、当時のオバマ大統領がおもてなしの品としてサプライズで
用意したのが獺祭。恐らくホワイトハウス初の日本酒だと言われています。
そしてモナコ公国の大公アルベール二世が獺祭を愛飲されているご縁で桜井会長が直接献上する
栄誉を授かったこともあるそうです。
今年の4月には、世界的に有名なフレンチシェフ、ジョエル・ロブション氏の熱烈なラブコールを受けて、獺祭とフレンチをマリアージュさせたお店をパリにオープンされました。その名も「Dassaï Joël Robuchon(獺祭・ジョエル・ロブション)」
加えて、先日ニュースにもなりましたが、米国ニューヨークでの現地生産も決定しました。
獺祭というブランドにこだわることなく、その地の人や物を使って最高の物を作り出したいとのことです。
旭酒造が誇る技術と伝統。そして、それを常識と既存の概念にとらわれない変革と革新で
成長しているビジネスは見習うべきものがあります。
美味しいお酒づくりを徹底することで、日本酒のすそ野を広げることに大きく貢献されていらっしゃいます。伝統に甘んじていては将来の展望は先細ってしまいます。
伝統や常識にとらわれない革新こそが伝統となっていくのだという強い経営姿勢を学ぶことも出来ました。
広告やマーケティングに力をいれるよりも、お酒造りに大きくコストをかけていらっしゃいます。
環境整備や人件費、材料費を惜しまずに美味しいお酒に注力した結果、各所から引き合いがあり、世界に広く知られていったそうです。今後もそのスタンスは変わることなく前に進んでいかれると強く話されていたのがとても印象に残りました。
最後に恒例の全員での写真撮影です。
旭酒造さんから素晴らしい贈り物、獺祭をいただきました(#^^#)
講演終了後の社員の頬がほんのり赤みを帯びていたのは、桜井社長のお話に
興奮冷めやらぬためだったからに違いありません( *´艸`)