こんにちは。Inagora東京オフィス技術チームの孫です。
先日技術チームでは、WJSチームの梁 詠欣さん主催の、運営者向けのデータ分析基盤についての勉強会を開催しました!
弊社は、日本の製品を中国のお客様にお届けするという越境ECというビジネスを行っています。煩雑な中国への越境ECを手軽なものにする商品流通システム「WonderJapan Cross Border Syndication」(WJS、ワンダージャパンクロスボーダーシンジケーション)を自社で開発し運用することによって事業を展開しております。
業務決済の一環としてのWJS請求機能について、これから集計なの必要性が出てくると予想されているため、BIツールを導入してSQLレス検索やデータ統計などを実現しようとし、普段SQLなどを使わない運営者向けのデータ分析基盤への考察を行いました。
勉強会で、BIツールとして有名なMetabateを使いまして、Metabotの機能を活用してみました。DBのエンドポイントをAdminより登録した直後、このようなダイアログが出てきます。
探索結果を提示してくれる画面です。
テーブルに入ったら、何を使って探索するかをさらに提示され、DBのデータソース導入により次のステップでグラフが出て来るようになります。
さらに、比較としてもう一つのツールをプレゼンテーションに挙げてくれました。アパッチ社のSupersetです。Supersetの場合は、同じくMySQLなどからの元ソースを基礎データとして、ツールサポートされている、人にやさしいQueryを書きながら、提供されてくる図形を選び、発行日別や前払い請求金額などのWJS業務に関する一つの可視化サンプルは簡単にできました。
最後に、Metabase V.S. SupersetというBIツールのメリット比較を纏めてくれました。Metabaseのメリットとして、
1.補助的な部分が多く、よく使われるものは全くSQL書かずに出せること
2.Read OnlyのDatabaseを利用可能
3.Slack連携、メール通知をサポート
4.権限管理が多種多様
5.アカウントの発行は、google OAuth, LDAPなども可能
以上の5点が挙げられ、一方Supersetツールの場合は
1.ユーザーが自分の使いたい言語を選べる
2.自分のCSVを導入して、独立でCSV分析用ツールとしての位置付けが可能
3.ビジュアライゼーションのチョイスが豊富
4.数字で書かれたステータスを管理者により、カスタムマッピング設定可能
の4点という特徴だと勉強会を通して、理解することが出来ました。
(Metabase通知機能の設定で頻度と時間を選んで、Slack送信を簡単に実現)
EC越境を運営するには業務側利用者へのノウハウ共有が大事ですので、これから日常業務で現実的な運用を遂げるために我々はさらなる検討を確実に推進し、生産とデータ収集に効くBIツールの導入を実現していく予定です。